大阪市高速電気軌道



大阪市高速電気軌道
大阪市高速電気軌道のロゴマーク

大阪市高速電気軌道(おおさかしこうそくでんききどう)は、大阪市に本部がある企業です。愛称はOsaka Metroで、大阪市とその周辺を走る地下鉄やBRTを運行しています。

知る

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大阪市の全額出資で2017年に設立され、大阪市交通局の民営化により2018年に同局の鉄軌道事業を継承して営業を開始しました。

前身となる大阪市交通局は1903年の大阪市電開業と同時に大阪市工務課として設立され、その後大阪市電気鉄道課、大阪市電気鉄道部、大阪市電気局と名を変え、1945年に大阪市交通局となりました。

1933年には日本初の公営地下鉄となる1号線(現・御堂筋線)が開業しました。その後地下鉄路線網は増え続け、1942年には3号線(現・四つ橋線)が、1961年には4号線(現・中央線)が、1967年には2号線(現・谷町線)が、1969年には5号線(現・千日前線)と堺筋線がそれぞれ開業し、1969年には市電が全廃しました。

1981年には大阪市交通局初の新交通システムとなるニュートラム南港ポートタウン線が開業しました。

1990年には国際花と緑の博覧会開催に合わせて鶴見緑地線(現・長堀鶴見緑地線)が開業しました。

2006年には今里筋線が開業しました。

2018年4月1日に、市営地下鉄事業が大阪市高速電気軌道に承継されました。

2019年には、凍結されていた今里筋線の延伸計画区間において実証実験としてBRT「いまざとライナー」の運行が開始しました。

移動する

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Osaka Metro(地下鉄)

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1933年に1号線(現・御堂筋線)開業して以来路線を伸ばしていき、現在では8路線(御堂筋線谷町線四つ橋線中央線千日前線堺筋線長堀鶴見緑地線今里筋線)と、「ニュートラム」と称する新交通システム1路線(南港ポートタウン線)があります。そんなOsaka Metroは、毎日の通勤・通学での利用からビジネスや観光での利用まで、なくてはならない存在となっています。

地下鉄・ニュートラム広域路線図(北大阪急行延伸・夢洲駅開業前)

利用する

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Osaka Metroを利用するには、きっぷを購入するかICOCAやsuicaなどのICカード、タッチ決済のできるクレジットカードを使う必要があります。

いまざとライナー(BRT)

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今里筋線の延伸計画にあった今里駅から湯里六丁目までにおける実証実験として運行を開始したBRTです。現在は今里駅から杭全・湯里六丁目を経て長居に至る「長居ルート (BRT1) 」と、今里駅から杭全を経てあべの橋に至る「あべの橋ルート (BRT2) 」の2系統があり、大阪シティバスに委託して運行されています。