日本のアニメと漫画
![]() | この記事は英語版ウィキボヤージュのAnime and manga in Japanから翻訳されました。 ( 2025-02-16 ) |
アニメと漫画(あにめとまんが)は、日本を代表するポップカルチャーです。世界中で人気を集めており、日本国内はもちろん、海外の旅行客にも日本を旅する目的の1つとなっています。
本項では、以下「アニメと漫画」を「サブカル」と表記します。
知る
[編集]アニメは3か月に1度新作テレビ作品が更新されます。漫画は週刊誌や月刊誌、スマホアプリなどで毎日更新されています。サブカルの起源は、800年以上前の『鳥獣戯画』に遡ると言われています。
用語
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日本のサブカルは大半が2次元と呼ばれるジャンルで、アニメで使用された、特に歌詞がある楽曲をアニソンと呼びます。英語圏のサブカルのファンは、それらに関する英単語を日本語での言葉と異なる意味合いで使用することがしばしばあります。
日本語では、「アニメ」と「漫画」という言葉はそれぞれ全ての作品において使われます。しかし、英語の「anime」と「manga」は日本で作られた作品を指すために使われます[1]。また、「オタク」も英語で「otaku」と綴られ、何らかのジャンルに熱中している人を指します。また、その活動を「オタ活」や「推し活」と呼ぶこともあります。
英語話者は「露骨ではないが性的な描写」に対し「ecchi」(えっち)を使用しています。いわゆるロリコンや巨乳などは、人物の身体を強調するジャンルで、日本のサブカル業界でよく使われています。
発展
[編集]20世紀後半からライトノベルという漫画と小説を組み合わせた作品が登場し、1990年代から2000年代に作品数が急激に増加し、現在では小説家になろうなどの投稿サイトまであるほど親しみがあります。ライトノベルは「ラノベ」と略されたり、単に小説と呼ばれたりすることもあります。
また日本のサブカルは近年のバーチャル文化にも精通しています。バーチャルYouTuber(略称・VTuber)はその一例で、2次元の分かりやすいキャラクターと3次元の動画配信が合わさってできた新しい文化です。すとぷりなどのVTuberグループやホロライブなどのVTuber専門の事務所もあるほどその人気は高まり続けています。
さらに、痛車という、アニメイラストのラッピング車両も見られます。
行く
[編集]観る
[編集]資料館
[編集]北海道
[編集]東北
[編集]- 横手市増田まんが美術館
- 石ノ森萬画館
関東
[編集]- 三鷹の森ジブリ美術館
- 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム
- 豊島区トキワ荘マンガミュージアム
- 東映アニメーションミュージアム
- 角川武蔵野ミュージアム
中部
[編集]- 新潟市マンガの家
- 新潟市マンガ・アニメ美術館
- 氷見市潮風ギャラリー 藤子不二雄Ⓐアートコレクション
- 永井豪記念館
- テレピアホール
関西
[編集]- 宝塚市立手塚治虫記念館(「塚」は旧字体)
- 京都国際マンガミュージアム
中国・四国
[編集]- 青山剛昌ふるさと館
- いがらしゆみこ美術館
- 高梁市吉備川上ふれあい漫画美術館
- 香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム&詩とメルヘン絵本館
九州・沖縄
[編集]- 北九州市漫画ミュージアム
海外
[編集]フィギュアミュージアム
[編集]- 円形劇場 くらよしフィギュアミュージアム
- 海洋堂フィギュアミュージアム 龍遊館
- 海洋堂シマントミュージアムビレッジ
- 万協フィギュア博物館
聖地巡礼
[編集]作品の舞台地を巡る旅行です。地域によっては、観光業を振興するために聖地巡礼を推進しています。
する
[編集]- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 愛・地球博記念公園(ジブリパーク)1 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園、埼玉県飯能市大字阿須。電話番号:+81 42-972-7711 。 日本でアニメ化されたフィンランドの小説シリーズをテーマにした公園。 営業時間:9:00 - 17:00(平日)、20:30(休日)、月曜定休。
コスプレ
[編集]サブカル作品のキャラクターの装飾をして楽しむことができます。撮影できるお店やイベントもあります。
買う
[編集]東京
[編集]秋葉原は日本のサブカルの中心地です。大手から中小規模のものまで多彩な店舗があります。
大阪
[編集]関西の文化の中心地で店舗も集中しています。現在、大阪・関西万博内にアニメイトが出店していたり、コラボカフェが実施されていたりします。
名古屋
[編集]主に名古屋駅西側の太閤通口周辺に店舗が集中しています。
食べる
[編集]サブカル作品を基調とした飲食店があります。期間限定のものが多いですが、ここでは常設のものを記載します。チェーン店に関してはリンクをひとまとめにしてあります。一覧として各店舗を掲載してはいますが、店舗の詳細は公式サイトからご確認ください。
- アニメイトカフェ
- アニメイトカフェ池袋、東京都豊島区東池袋3-2-1 アニメイトアネックス 7・8階。
- アニメイトカフェ名古屋、愛知県名古屋市中村区椿町10-5 サン・タウン名駅椿 本館2階。
- アニメイトカフェ天王寺、大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-4-7。
- グラッテ岡山、岡山県岡山市北区本町6-30第一セントラルビル 2号館4階。
- ポケモンカフェ
- ポケモンセンタートウキョーDX & ポケモンカフェ、東京都中央区日本橋2-11-2 高島屋S.C.東館5階。
- ポケモンセンターオーサカDX & ポケモンカフェ、大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店本館9階。
- OTARU CAFE×HELLO KITTY、北海道小樽市住吉町1-6。電話番号:+81 134-22-8823。
泊まる
[編集]サブカルを主題にした常設のホテルは現在ありませんが、サブカルにゆかりのあるホテルはいくつかあります。
安全を確保する
[編集]日本では、一般的にロリコンなどのジャンルを児童ポルノとしないかたちで容認されていますが、耐えられない場合は無理にこのジャンルに触れる必要はありません。ただし海外ではこのようなジャンルの媒体が法律や条例に抵触することもあります。特に海外で聖地巡礼をする場合、国や地域によってはその媒体を持っていかないでください。実際にそれらを所持したために逮捕され処刑された人もいます。
著作権について
[編集]日本の著作権法により、フィクションの作品は、作者の死後70年後、または作品が企業などの組織によって作成された場合は発表後50年後にパブリックドメインに入ります。
これは、製作委員会によって資金提供および制作されたほとんどのアニメ作品に当てはまります。その結果、現代のアニメのほとんどは独占的に著作権を有しています。
企業(ガイド付きツアーや仕入れ元を含む)は、これらの販売権から利益を得るためにライセンスが必要になる場合があります。一部の販売権はファン作品に対してよりは自由ですが、原作者と日本の著作権法によって与えられたガイドラインに従う必要があります。
近隣諸国では、ファンサブ[2]というコンテンツが流通していますが、参加者に営利目的がなくても、日本ではファンサブは違法です。一部のアニメプロデューサーは人気を高めるためにそのような行為を容認していますが、日本で許可されていないファンサブを取り締まるために頻繁に行動を起こします。