東京 - 大阪間の移動
東京 - 大阪間の移動(とうきょう - おおさかかんのいどう)では、東京都区部から大阪府大阪市までの移動の手段について紹介します。
知る
[編集]古くから東京 - 大阪間では移動が盛んであり、他に先駆けて様々な交通手段が整備されました。江戸時代には東海道を約2週間かけて歩いていましたが、21世紀になった今では交通の発達により1日で往復できるようになりました。現在では多数の移動手段があり、費用、時間、快適性などから自分に合ったプランを吟味すべきです。
移動する
[編集]鉄道で
[編集]新幹線
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東海道新幹線を使った移動は最もメジャーで人気な手段です。「のぞみ」号なら東京駅から新大阪駅まで約2時間30分で行けます。「のぞみ」号は1時間あたり最大12本運転されています。料金は自由席¥13,870、指定席¥14,720、グリーン車指定席¥19,390です。また、EX予約や早特を利用すると割引が適用されます。
JR東海ツアーズでは、「ぷらっとこだま」と呼ばれる商品を発売しています。これは、JR東海ツアーズから指定された「こだま」号の指定席かグリーン車指定席を予約することで割引になるプランで、売店で飲料がもらえる特典もついています。料金は指定席¥11,110、グリーン車指定席¥12,360です。
なお、新幹線は深夜の移動ができないことに注意する必要があります。最終便の発車時刻は上り・下りどちらも21時24分です。
在来線
[編集]普通列車
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在来線での移動は非常に時間がかかりますが、青春18きっぷを使った移動が鉄道ファンに人気です。
主に東海道本線を使った移動となり、多数の乗り換えが必要な上に、ほとんどの区間で特急列車が存在しないため、所要時間は9時間に及びます。日中のほとんどの時間を費やす上、深夜の移動ができないため、一般客にはあまりおすすめできませんが、鉄道旅行が好きな人にはおすすめです。
寝台特急
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また、大阪から東京へ向かう場合に限られますが、寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」を使った移動方法もあります。
サンライズ出雲・瀬戸は大阪駅を深夜0時33分に出発し、東京駅には翌朝7時38分に到着します。料金はB寝台「シングル」で¥19,570です。新幹線のグリーン車指定席より高額ですが、夜行バスよりも遅い時刻に出発し、宿泊費用を抑えつつ個室寝台で寝ながら移動できます。
飛行機で
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東京 - 大阪間は飛行機で移動することができます。飛行機は東京国際空港(羽田空港)・成田空港と、大阪国際空港(伊丹空港)・関西国際空港・神戸空港を結び、通常料金は2万円以上かかりどの交通手段よりも高額ですが、割引制度を活用すれば新幹線よりも料金を抑えられることがあります。また、格安航空会社(LCC)を活用すると片道1万円以内で移動することもできます。東京 - 大阪間は意外にも飛行機の需要が高く、JAL、ANA、スカイマーク、スターフライヤー、Peach、ジェットスター・ジャパンと実に6社が運航しています。なお、所要時間は約1時間と一見速く見えますが、空港はいずれも市街地から離れており、空港には出発時刻の約30分〜1時間前に到着することが望ましいため、それを加味すると新幹線との所要時間の差はあまり変わらないでしょう。また、大阪国際空港(伊丹空港)の門限が厳しいため、伊丹空港発着の最終便は天候状況などにより欠航・引き返し・目的地変更が発生しやすいのでご注意ください。
バスで
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東京 - 大阪間を結ぶ夜行バスは需要も高く、多くのバス会社が運行しています。一般の4列シートを使用した格安のものから、3列独立シートを使用したものや、個室・半個室仕様になっている豪華なものまで様々なタイプのバスがあります。安いものだと片道2千円台で乗ることができ、豪華なものだと2万円近くかかるものもあります。夜に出発し翌朝に到着するので、宿泊費用を抑えられる上に朝から滞在することができます。また、バスによっては東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった観光地から直接乗車できるのも強みです。
また、昼行の高速バスも少ないながら運行されています。夜行バスよりも比較的安く移動することができます。所要時間は約9時間です。
車で
[編集]自家用車をお持ちの方は車でも移動できます。東名高速道路、中央自動車道、東名阪自動車道、名神高速道路の他、近年開通した新東名高速道路や伊勢湾岸自動車道、新名神高速道路を利用したルートもあります。高速道路の通行料金は¥13,090です。所要時間は約6 - 7時間ですが、時間帯によっては長距離の交通渋滞が頻発しているため、実際にはこれより長くかかることが多いです。
また、通行料金のかからない一般道のみを利用する場合、主に国道1号線を走行し、所要時間は12時間以上かかります。現在では沼津から名古屋までの間、かなりの範囲で無料のバイパスが整備されているため昔より快適に運転できます。
いずれにせよ、500kmにも渡る長距離移動ですので多量のガソリンを必要とします。