東北地方
東北地方(とうほくちほう)は日本の北部にある地方です。東北地方の中心都市は政令指定都市にも指定されている仙台市です。北部は津軽海峡をはさんで北海道があり、南部には関東地方、中部地方が存在します。
県
[編集]東北地方には以下の六県が含まれます。
場合によっては新潟県も含める場合があります。
都市
[編集]知る
[編集]歴史
[編集]古来、蝦夷と呼ばれる人々が住んでいました。
江戸時代は幕府の直轄地や藩が点在し、農業と鉱山資源の供給地として重要な役割を果たしていました。 特に仙台藩(現在の宮城県)や会津藩(現在の福島県)などが有力で、地域ごとに独自の文化や政治体制が発展しました。
明治維新後は戊辰戦争の戦場となり、奥羽越列藩同盟などによって新政府軍に抵抗しましたが、最終的に新政府に組み込まれました。その後、鉄道や港の整備が進み、農業・漁業・工芸などを中心に地域経済が発展しました。
地形
[編集]東北地方は本州の北部に位置し、山地と盆地、平野が複雑に入り組んでいます。
- 主要な地形
気候
[編集]東北地方は日本海側と太平洋側で気候が大きく異なります。これは東アジア特有の季節風によるものです。
秋田県や山形県が位置する日本海側では、冬、北西寄りの季節風により雪が多く、曇りの日が多くなります。夏はフェーン現象により高温になることもあります。
宮城県や福島県が位置する太平洋側では、冬、晴れの日が多く、乾燥した寒さになります。夏はやませと呼ばれる冷たい北東風が吹くことがあります。やませが吹くと、気温が上がらず曇りや雨の日が多くなり、農業に影響が出ます。
その他、内陸部では夏と冬の気温差が大きく、降水量は少なくなります。
着く
[編集]新幹線で
[編集]
東北新幹線は東京駅が始発で、太平洋側を通過し、青森市までつながっています。日本海側は、東北新幹線から枝分かれしている、山形新幹線や秋田新幹線を利用してください。この2つの路線は、実際は在来線と同じ線路を走っており、ミニ新幹線と呼ばれます。
鉄道で
[編集]- 東北本線
駅
[編集]車で
[編集]観る
[編集]世界遺産
[編集]- 白神山地
- 2 北海道・北東北の縄文遺跡群 。 縄文時代に行われていた持続可能な生活文化を表している当時の住居跡などが見られます。三内丸山遺跡(青森市)は最も有名な遺跡で、日本最大級の縄文集落跡です。大湯環状列石(鹿角市)にはストーンサークルと呼ばれる石を丸く囲った跡があります。集団墓地や祭祀施設の跡とする説が有力です。
する
[編集]食べる
[編集]秋田平野・庄内平野・仙台平野などでは稲作が盛んです。
また果物の生産も盛んです。りんごは日本国内の多くの地域で栽培されていますが、青森県は特に有名で、生産量日本一を誇ります。山形県は佐藤錦などのサクランボや洋ナシ、福島県はモモの生産が全国トップクラスとなっています。
三陸はリアス海岸となっており、沖は世界有数の漁場です。親潮と黒潮がぶつかる潮目に位置し、多様な魚が漁獲されます。